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ヒグマ注意レベルについて

​ 本サイトで提供している情報は、大雪山を利用するにあたって、ヒグマの行動状況に応じた適切な行動・判断および登山計画を補助することを目的に公開しているものです。そのため、単なるヒグマの出没や目撃情報の提供だけでなく、


「どの程度リスクがあるのか」
「どんな行動・判断を取るべきなのか」

をわかりやすく伝える表現を使用しています。

 「ヒグマ注意レベル」は、収集したヒグマ情報に基づき、
当該山域においてヒグマに遭遇する可能性および遭遇時のリスクの程度を危険度の低い順から
1〜4
の4段階に分けて​評価したものです。

ただし、本レベル表記は


・利用密度やヒグマの個体特性など複雑な要因が重なるため、
 厳密な評価基準を有するものではないこと

・登山者からの又聞きなど二次情報を含むため、情報の精度にばらつきがある
​ 可能性が排除できないこと

をご了承ください。

また前提として、大雪山は全域がヒグマの生息地です。

リスクのないエリアはありません。

ヒグマが棲むエリアに立ち入るということを念頭に置き、ヒグマに遭遇時や遭遇を避けるためにするべき行動を知っておくこと、そのための身の回りの準備(クマスプレーや鈴、笛の携帯など)を整えて立ち入ることが必要です。

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ヒグマ注意レベル 1
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どんな状況?
  • 基本的にヒグマは人を避けており、積極的に人間に近づく個体(問題個体)や危険事例は1週間以上確認されていない

  • ​糞や足跡などの痕跡が時々見つかったり、
    ヒグマを目撃することがあっても、近距離で遭遇することは少ない。

​事例1-1

人や施設、登山道から100〜数百m以上離れた場所にヒグマを目撃した。

OK!
​高原温泉沼めぐり登山コース
必要な行動と判断
  • ​ヒグマがどこへ向かっているのか、近づいてきているか、人に気づいているのかをよく観察する。

  • 人の存在に気づいて避けるヒグマである場合は、鈴や声でこちらの存在を先にヒグマに気づかせることも有効(距離がある場合)。

ヒグマ注意レベル 2
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どんな状況?
  • ​1週間に1回以上の頻度でヒグマとの近距離遭遇が発生するなど、遭遇機会が多い。

  • ​ヒグマは人に積極的に近づいてはこないが、人を認識しても逃げない

  • ​同じ単独グマや親子グマが登山道付近で滞留している。

​​など

​事例2-1

​連日ヒグマの目撃情報があった場所で、行く手登山道上の数十mの距離にヒグマを目撃した。ヒグマはこちらに気付いたようだったが、付近を徘徊し続けていたため、引き返した。

OK!

行く手登山道上の数十mの距離にヒグマを発見した。ヒグマが自分の進みたい方向と同じ方へ進み始めたので、ヒグマを追いかける形で距離をとりながら進んだ。

こんな行動は危ない!
​事例2-2

見通しの悪い登山道を走っていたら、登山道傍から出てきたヒグマにブラフチャージ(威嚇突進)を受けた。

​事例2-3
こんな行動は危ない!
必要な行動と判断
  • 無理に進もうとせず、必ず引き返す

  • ​ヒグマ撃退スプレーを携帯しいつでもすぐ使用できるようにておく。

  • ​見通しの悪い場所では近距離遭遇のリスクが高いため走らない。

  • ​ヒグマがその場から逃げない場合、近づかない。

ヒグマ注意レベル 3
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どんな状況?
  • 人に近づいてくる個体が滞留しており、遭遇可能性が非常に高い。

​​など

事例3-1

​雪渓の上を登山中に後方から単独のヒグマが現れ、徐々に近づき4~5mまで近づいてきたためクマ撃退スプレーを使用した。

OK!
必要な行動と判断
  • 人に近づく個体が登山道付近に滞留している場合は、命に関わる可能性もあるため、できる限りルートを変更し通行を避ける。

  • 複数人で固まって行動する。

  • クマスプレーを必ず携帯し、いつでも対応できるようにしておく。

ヒグマ注意レベル 4
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どんな状況?
  • ​登山道周辺にシカなど動物の死骸があり、ヒグマがそれらに執着し、周辺に滞留している

  • ​ヒグマによる人身事故が発生し、当該個体が特定・対処されていない場合

​​など

​事例4-1

​登山アプリの投稿で登山道上にシカの死骸があることは知っていたものの、そのまま進んでいくと、登山道上にヒグマの糞があった。さらに進んだところ、ブラフチャージ(威嚇突進)を受けた。

こんな行動は危ない!
必要な行動と判断
  • 登山道上にシカなど動物の死骸がある状況は、ヒグマが死骸に執着し、餌を守ろうと攻撃的になる可能性が高く非常に危険。

  • ​死骸を見つけた場合は絶対に近づかず、速やかに管理者へ連絡をする。

  • 登山計画を変更し、当該物が対処されるまで通行しない。

評価なし
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どんな状況?

ヒグマの情報が乏しく、リスクを評価できない状況です。

情報がない=ヒグマ遭遇リスクが低い
​ではありません。

​ヒグマの生息地であることを理解して、ヒグマといつ遭遇しても対応できる心構えと十分な準備で入山が必要です。

​本サイトページは、環境省「令和8年度大雪山国立公園ヒグマ情報共有等体制構築検討業務」の一環で運営しています。 

(担当:大雪山国立公園管理事務所)

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